ガソリン高騰が4連休直撃 高速道路ではレギュラー170円も

石油の市場価格の高騰の影響で、ガソリン価格が高騰している。高速道路のガソリンスタンドでは、レギュラーガソリンで1リットル170円の価格をつけるところもあり、車でのレジャー利用も増える4連休では特に注意が必要だ。

石油情報センターの21日の発表によれば、レギュラーガソリンの小売価格は、全国平均で1リットル当たり158.3円。7週連続で値上がりしている。コロナ禍でガソリン価格が一時下落したものの、今回の価格は、およそ2年半ぶりの高値になっているという。

新型コロナウイルスの感染状況への懸念から、レジャーの移動は公共交通機関から車にシフトしつつある。休日割引は適用が停止されているものの、この4連休では高速道路の利用も多く見込まれる。

高速道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)で営業しているガソリンスタンドについて、NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本の各高速道路会社はガソリン価格を公表しており、ほぼ毎日更新している。

一般的に高速道路上のガソリンスタンドの販売価格は、競争原理の生まれにくい特殊な立地条件などから、市街地にくらべて高値傾向だ。21日の各社の発表価格でも、ほとんどのガソリンスタンドの価格が全国平均を超えており、レギュラーガソリンでは1リットル170円を超えているガソリンスタンドもある。

高速道路でのガス欠(燃料切れ)は道路交通法違反であるため、高速道路を利用する際は、充分なガソリン残量が必要だ。ガソリンの価格高騰の”防衛”という意味でも、ガソリン残量には余裕をもっておくのが良さそうだ。