米ベンチャーのMiles、JALのCVCなどから1,250万米ドルを調達

Miles

アメリカ・カリフォルニア州に拠点を置くベンチャー企業のMilesが、シリーズAとして1,250万米ドルを調達した。

出資したのは、日本航空(JAL)のコーポレートベンチャーキャピタルファンド(CVC)のJapan Airlines Innovation Fundやトランスリンクキャピタル、あいおいニッセイ同和損害保険などで、スクラムベンチャーズがリードインベスターとなった。

車、ライドシェア、飛行機、電車、地下鉄、バス、自転車、徒歩などの様々な移動に対してポイントを付与するアプリ「Miles」を提供している。環境に配慮した移動手段の場合には多くのポイントを獲得できる。移動先の近くにある店舗で利用できるパーソナライズされた特典も提供する。公共交通機関などとのパートナーシップも拡大している。

コロナ禍で移動が減ったことから、家にいる人に対してもポイントを付与し、オンラインショッピングや宅配サービス、オンライントレーニングなどの特典を提供している。

Milesは、シスコやモルガン・スタンレー出身の3人が2016年に独立して設立。2018年7月にプラットフォームを立ち上げた。登録ユーザー数は100万人以上、社員数は40名に及ぶ。これまでに、ジェットブルー・テクノロジー・ベンチャーズ、パナソニック、ソニー・イノベーション・ファンドなどからも資金を調達しており、合計調達額は2,000万米ドルになる。