大雨被害の中央西線、全線復旧は9月中旬見込み 飯田線はめど立たず

JR東海は、大雨により被災し一部区間が不通となっている中央西線の南木曽〜上松駅間について、全線復旧が9月中旬になる見込みであることを明らかにした。

中央西線では、土砂流入や倒木の影響で南木曽〜塩尻駅間が運休中。このうち上松〜奈良井駅間は8月23日から特別ダイヤで運転を再開する見込みとなっているものの、奈良井〜塩尻駅間は20日時点で「運転再開まで10日程度を要する見込み」だという。また、倉本〜上松駅間は、駅信号機器室の損傷などのため、再開は9月中旬となる見込み。

また、同様に一部区間が不通となっている飯田線は、伊那松島〜伊那新町駅間を8月23日から再開。一方、伊那新町〜辰野駅間は、橋梁の損傷等により「運転再開には相当な期間を要する見込み」。大海〜平岡駅間は被害状況の調査中で、再開の見通しは立っていない。

いずれも不通区間では23日からバス代行輸送を行う。(写真:中央西線倉本〜上松駅間)