ANA、国際線7路線を運休・5路線開設延期 国内幹線は増便も、下期運航計画

ANA(ボーイング777-200型機など、JA713A)

全日本空輸(ANA)は、2021年度下期の航空輸送事業計画を一部変更した。

国内線は、東京/羽田〜札幌/千歳・福岡線と大阪/伊丹〜沖縄/那覇線をそれぞれ1日1往復増便する。東京/羽田〜広島線と大阪/伊丹〜松山線を同9往復から8往復に、福岡〜沖縄/那覇線を同9往復から7往復に、名古屋/中部〜札幌/千歳線を同5往復から3〜4往復に、東京/羽田〜富山線を同4往復から3往復に、名古屋/中部〜沖縄/那覇線を同3往復から2〜3往復に、仙台〜札幌/千歳線を同2往復から1〜1.5往復に、福岡〜札幌/千歳線を同2往復から1往復に、札幌/千歳・仙台〜沖縄/那覇線を同1往復から0〜1往復にそれぞれ減便する。福岡〜石垣線は運休するものの、ピーチ・アビエーションによる就航を予定している。

国際線は、東京/成田〜デュッセルドルフ・ウラジオストク・パース・チェンナイ・プノンペン・台北/桃園線と大阪/関西〜香港線を運休する。東京/羽田〜バンコク線のNH877/878便、東京/羽田〜シンガポール線のNH843/842便は運休する。東京/羽田〜バンコク線のNH849/848便は同0〜7往復、東京/羽田〜シンガポール線のNH841/844便は同2〜7往復に減便する。東京/羽田〜サンノゼ・ストックホルム・ミラノ・イスタンブール・モスクワ線の開設延期は継続する。東京/羽田〜ワシントン・ヒューストン線は東京/成田発着とし、アジアと北米間の乗り継ぎ需要を獲得する。

貨物専用便は、ボーイング767Fの東京/成田〜北京線への投入を継続する。ボーイング777Fは、新たに東京/成田〜香港・台北/桃園・青島への臨時便を投入する。