ユナイテッド航空、20年間で15億ガロンの持続可能な航空燃料を購入　航空史上最大

ユナイテッド航空とハネウェルは、アルダー・フューエルズ（Alder Fuels）に共同で投資する。

ユナイテッド航空はアルダー・フューエルズから、20年間で15億ガロンの持続可能な航空燃料（SAF）を購入する。全世界の航空会社が発表した購入契約の1.5倍相当にあたり、航空史上最大の購入契約となる。

アルダーフューエルズは、森林残渣や農業残渣から、持続可能な低炭素の代替原油を開発する企業。ハネウェルのUOP Ecofiningプロセスを組み合わせることで、現在のジェット燃料と同等の低炭素燃料の生産が可能となる。最終的には石油によるジェット燃料を完全に代替することを目指す。

アメリカエネルギー省によると、アメリカの森林残渣や農業残渣だけで、170億ガロン以上のジェット燃料を生成するために十分なバイオマスエネルギーを提供でき、アメリカの航空燃料消費量の75％を代替できるとしている。再生農法を広く採用した場合、さらに70億ガロンの生成が可能で、アメリカの化石ジェット燃料消費量を完全に置き換えることができるという。

ユナイテッド航空では、テクノロジーや持続可能性に特化したベンチャーファンドとなる、ユナイテッド・エアラインズ・ベンチャーズを設立している。すでに垂直離着陸機や電気航空機への投資を発表している。

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