8月の宿泊業の倒産は14件、負債総額75億2,000万円 東京商工リサーチ

東京商工リサーチ

東京商工リサーチによると、8月の宿泊業の倒産件数は14件で、負債総額は75億2,000万円だった。

倒産件数は、前年同月比250%増で、前年同月を5か月ぶりに上回り、単月では今年最多となった。2021年の累計倒産件数は63件で、前年同期の83件を下回るものの、2019年の43件を大きく上回っている。

負債総額は、前年同月比159.3%増で、前年同月を3ヶ月ぶりに上回った。負債額が10億円以上が4件となり、中堅規模にも拡大した。原因別では販売不振が10件で7割を占めた。形態別では破産が10件のほか、特別清算が2件で続いている。地区別では関東と九州が各3件、東北、中部、近畿が各2件、北海道と中国が各1件だった。

集計対象は負債額が1,000万円以上の企業倒産で、法的倒産と私的倒産が含まれている。