ソラシドエア、国土交通省に再発防止策 CAの飲酒身代わり

ソラシドエア(ボーイング737-800型機、JA813X)

ソラシドエアは、9月3日に国土交通省から受けた厳重注意の再発防止策を、9月17日に提出した。

2020年10月と今年3月、同一の先任客室乗務員が、他の客室乗務員にアルコール検査を身代わりで受けさせ、自身は未実施のまま乗務した。3月には、3名の客室乗務員が飛行勤務開始の7時間前まで飲酒していた。運航規定では、アルコール検査を未実施のまま乗務することや、飛行勤務開始8時間以内の飲酒を禁じている。

不正による飲酒検査が行えないよう、客室乗務員の飲酒検査手順や体制を見直す。客室乗務員の相互確認から第三者の立会いに検査体制を変更し、法定検査に加え、自宅などでの自主検査も義務化する。飲酒検査確認を行う専従要員も追加配置する。

全社員を対象に、社長や安全統括管理者によるダイレクトトークを実施し、全役職員を対象としたコンプライアンス教育やアルコール教育を実施し、意識改革を図る。客室乗務員の飲酒傾向の組織的な把握と必要な会社支援などの対策も実施する。

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