ANA、4種類の特別機内食を刷新 低糖質や低脂肪など、コノシュアーズとコラボ

全日本空輸(ANA)は、低糖質(DBML)、低脂肪(LFML)、低カロリー(LCML)、低塩(LSML)の4種類の特別機内食を10月1日に刷新する。

健康に配慮したこれらの機内食で初めて、「THE CONNOISSEURS(ザ・コノシュアーズ)」メンバーとのコラボレーションメニューを提供する。今回提供するのは、ボキューズ・ドール国際料理コンクールのアジアパシフィック大会で2度優勝したフレンチシェフの髙山英紀氏が協力し、低糖質食は日本糖尿病協会も監修した。

低糖質食は糖尿病の人も安心して食べれるよう、脂肪分が少ない肉や繊維質の多い食品を使用したもの。低脂肪食は脂肪分やコレステロール含有物を制限したい人向けに、低脂肪の肉や魚・繊維質の多い食品を使用している。低カロリー食は1食400キロカロリー未満、24時間以内の摂取カロリーが1,200キロカロリー以内を目安に調整している。低塩食は塩分の強い食品や調味料は使用せず、ナトリウムを抑えている。

10月から提供するメニューは、低糖質・低脂肪・低カロリー食は、前菜が「紋甲イカと白こんにゃくレモングラス香るカリフラワーピューレ」と「生野菜のガスパチョソース添え」、メインが「チキンのバブールとマッシュルームのピューレ 彩野菜とキヌアのサラダ仕立て」、デザートが「紅茶のゼリー」。低糖質食と低カロリー食には野菜ジュース、低脂肪食にはパンが付く。低塩食は、前菜が「トマトのジュレとアスパラガス カリフラワーとともに」と「ブロッコリーのピューレとスナップエンドウ 蓮根を添えて」、メインが「チキンのロースト蜂蜜ビネガーとオニオンコンフィー雑穀物を添えて」、デザートが「紅茶のゼリー」。

ANAでは、アレルゲン、ベジタリアンやヴィーガン、ヒンズー教、イスラム教、ユダヤ教、ジャイナ教などの様々なニーズに応じて24種類の特別機内食を提供しており、2019年の注文率は全体の7%程度だった。最も人気があるのはチャイルドミールやベビーミールで、アメリカ線ではベジタリアン食の注文が多いなど、路線によって傾向が異なるという。

対象は、ANA運航便の日本発国際線全路線全クラス。出発予定時刻の24時間前までに、ANAのウェブサイトや電話での予約が必要となる。

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