スターフライヤーのJA23MCがラストフライト 導入から約7年8か月で退役

スターフライヤーは、2014年から運航しているエアバスA320型機の13号機(機体記号:JA23MC)を、9月30日で退役させた。最終便は東京/羽田〜北九州線のSFJ87便で、導入から約7年8か月での退役となった。

JA23MCは2014年1月21日に受領。他の機体では「City of Kitakyushu」と書かれている後部の文字が「Spirit of Kitakyushu」となっているのが特徴で、機体の黒と白の塗装の間に金色の帯が入った特別塗装だった。

運航最終日の9月30日は、北九州発、東京/羽田行きのSFJ86便、折返し東京/羽田発、北九州行きのSFJ87便として、北九州空港と羽田空港との間を1往復するスケジュール。スターフライヤーによると、両便の利用者には記念品が配られたほか、機内では客室乗務員による特別アナウンスが実施された。最終便となるSFJ87便は、午後6時50分に羽田空港を出発。このあと北九州空港では、SFJ87便の到着時に出迎えの演出が行われる予定。

スターフライヤーは7月にも、初めての自社購入機として導入した8号機(機体記号:JA08MC)を退役させている。今回のJA23MCの退役により、運航中の機材は全11機となる。なお同社は、エアバスの最新客室仕様「Airspace」を採用したエアバスA320neo5機を、SMBCアビエーション・キャピタルからリースで導入すると発表している。初号機の導入は2023年1月となる見通し。

▲羽田空港に到着するSFJ86便

▲羽田空港を出発するSFJ87便