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JAL、「未来に残す機内食」をテーマとした機内食提供 10月から
日本航空(JAL)は、「未来に残す機内食」をテーマとした取り組み「RED à table」を10月1日から2022年9月30日まで実施する。
「RED U-35~若き料理人たちによる機内食~」として展開してきたものをリニューアルする。「RED à table」のà tableは仏語で、「ご飯ができたわよ。さぁみんなテーブルに集まって」という、家庭的で温かく、楽しい時間の始まりを意味する言葉だといい、食プロデューサーの狐野扶実子氏とRED U-35ファイナリスト6名が一つのテーブルを囲み、美味しさに加えて食品ロス削減や食文化の継承などの様々な視点でメニュー考案した機内食を提供する。
「未来に残す機内食」として、環境負荷の低減や食文化に取り組む「LOVE FOR THE PLANET」、伝統的な調理法や食材で社会との繋がりに取り組む「LOVE FOR THE SOCIETY」、栄養価の高い食材やシェフの新たな挑戦に取り組む「LOVE FOR OURSELVES」の3つのテーマに沿ったメニューを用意する。
第1弾は「LOVE FOR THE PLANET」として、10月1日から2022年1月31日まで提供する。第1弾は2022年2月1日、第3弾は2022年6月1日に開始を予定している。
第1弾では、メインは、成田陽平シェフが監修した「豆腐の油焼きとうまみ鶏肉味噌 五目御飯添え」と髙木祐輔シェフが監修した「牛肉の四川水煮スタイル」。サイドディッシュは、狐野扶実子シェフが監修した「かぼちゃのムース」、「循環型ほうれん草」、「キャロットヌードルと鶏、ほうれん草の胡麻風味」、「れんこんとりんごのポテトサラダ」を用意した。
「豆腐の油焼きとうまみ鶏肉味噌 五目御飯添え」は、畜産の中では二酸化炭素排出量が少ない鶏ひき肉や、「未来の食材50」に選ばれ栄養価の高いクルミを使用。発酵食品の味噌、漬物、乾物といった日本の食文化を詰め込んでいる。「牛肉の四川水煮スタイル」は、サシが入りにくいことなどから、広く市場に出回っていない牛肉を使用しているものの、スパイスや香りを生かした四川の伝統的な調理法や技術で、牛肉の深い味わいと美味しさを引き出した。サイドディッシュも同様に、これまでは使われなかったかぼちゃのわたや種、食品廃棄物などを堆肥に栽培した循環型ほうれん草、「未来の食材50」に指定されているれんこんを使用している。
提供路線と客室クラスは、日本発欧米・東南アジア・オセアニア行きのプレミアムエコノミークラスとエコノミークラス。シンガポール行きのJL35便、バンコク行きのJL33便では提供しない。マニラ行きでは1種類のみを用意する。
また、シェフ達のメニューへのこだわりやメニューの開発秘話を収めたオリジナル映像を、国内・国際線全路線の機内で放映する。