ANA、受託手荷物の適用ルールを変更 日本発エコノミー「Light」運賃では1個に
IATA、ダイバーシティ&インクルージョン・アワードを発表 ANAも受賞
国際航空運送協会(IATA)は、「ダイバーシティ&インクルージョン・アワード」の受賞者を、アメリカ・ボストンで開催された年次総会(IATA AGM)の後に行われた、世界航空輸送サミット(WATS)で発表した。
ダイバーシティ&インクルージョン・チームに全日本空輸(ANA)、インスピレーション・ロールモデルにエア・インディア エグゼクティブ・ディレクターのハープリート・A・デ・シン氏、ハイ・フライヤー・アワードにマクラーレン・アビエーション 航空技術コンサルタントのラリヤ・ダバラ氏を選出した。
この賞は2019年の創設したもので、日本の航空会社による受賞は初めて。カタール航空がスポンサーとなり、各受賞者か受賞者が推薦する慈善団体に25,000米ドルの賞金が支払われる。
今回の受賞候補者は、TAPポルトガル航空のクリスティーヌ・アウミエール=ウィデナー最高経営責任者(CEO)、Young African Aviation Professional Association(YAAPA)のファディマトゥ・ヌートシェモ・シモ創設者兼会長、ニュージーランド航空のクリスティーナ・ケネディ人材・オペレーション・従業員体験担当ゼネラル・マネージャーの4名の審査員によって審査された。パネルディスカッションでは、エア・トランスポート・ワールド(ATW)のカレン・ウォーカー編集長が司会を務めた。
ANAでは、2015年に「ANA グループ D&I 宣言」を行い、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)を経営戦略の柱の一つとして取り組んできた。2021年4月時点で、女性管理職比率が17.0%、女性役員数は6名に拡大している。2020年11月から、IATAの女性活躍推進に関する取り組み「25by2025」にも参画している。
ハープリート・A・デ・シン氏は、インドで女性初の飛行安全責任者、事故調査官を務めた。様々な社会貢献活動を行っており、インド女性パイロット協会の会長として、男性が多い航空会社のパイロットという職業に就くよう、様々な分野の女性に働きかけている。
ラリヤ・ダバラ氏は、マクラーレンの中東・アジア地域で初の女性エンジニア。社内でのD&Iの取り組みを推進しているほか、社外では、エアバスのFly Your Ideasコンペティションで、史上初の女性エンジニアチームを率いた。