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吉本芸人と地元ゆるキャラが空港探検 ANAと佐賀県、地域活性化へ動画番組制作
全日本空輸(ANA)は、佐賀県、吉本興業と連携し、同県や佐賀空港の魅力を発信して需要喚起につなげる取り組みを始めた。ANAグループ社員と、同県出身で「佐賀県住みます芸人」のお笑いコンビ「メタルラック」、地元のゆるキャラたちが10月13日、取り組みの応援隊として佐賀空港でPR動画を撮影した。
撮影ではメタルラックのノッポノナカさんと美意識タカシさんの2人がメインキャストとなり、空港施設を利用したり、空港業務を体験したりしながら佐賀空港の裏側や魅力を紹介。佐賀県内の自治体などゆるキャラ17体も登場して場を盛り上げた。
佐賀空港は2018年からターミナルのリニューアル工事を進めており、航空機の利用時以外の訪問も促したい考えだ。佐賀県庁空港課の黒田哲也課長は、「リニューアルにより機能強化に加え、空港の魅力を向上させようと取り組んだ。今回の撮影でしっかり紹介できたのではないか」と話し、「多くの方に遊びに来てもらいたい」と呼び掛けた。
リモートコントロール式のプッシュバック車両や、旅客手荷物を自動的にコンテナに積み込むロボットを見学したノッポノナカさんは、「こうやって飛行機が飛んでいるということがわかった。すごく新鮮で興味深かった。それを皆さんに伝えたい」と興奮した様子。撮影を振り返った美意識タカシさんは、「一番すごいと思ったのは、空港内に佐賀県の特産物がたくさん置かれていること。改めてすごくいい空港だと思った」と話した。
撮影した映像は動画コンテンツとして、ANAのSNSや吉本興業のウェブサイトなどで11月中旬頃から展開する。ANAは同様の取り組みを全国の空港でも展開したいとしている。
▲ANAグループ社員から手荷物積み付けロボットの説明を受けるメタルラックの2人
▲リモートコントロール式プッシュバック車両を見学するメタルラックの2人