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KLMオランダ航空、コロナ前に就航のほぼ全都市へ運航再開 今冬は162都市へ
KLMオランダ航空は、新型コロナウイルスの感染拡大前に就航していたほぼ全都市への運航を再開する。
渡航制限の緩和に伴うもので、1都市を除いて運航を再開する。冬スケジュールには162都市へ運航する計画で、大陸間72都市、ヨーロッパ内90都市へ路線を展開する。一方で供給量は調整し、大陸間路線は75%程度となる見通し。
アメリカが11月8日から、ワクチン接種済み者の受け入れを開始することから、アトランタへはほぼ倍増の週12便、ニューヨーク/ジョン・F・ケネディへは週11便、ラスベガスとマイアミ、ミネアポリスには週3便をそれぞれ運航する。カリブ海諸島への需要急増に伴い、キュラソー島へ週14便へ増便するとともに、アルバとボネールへはボーイング777-300ER型機に大型化する。回復基調にある南米路線も増やす。
今冬には、モンバサ、カンクン、ポートオブスペイン、ブリッジタウンへ新路線を開設する。カンクンへは11月2日に運航を開始し、クリスマス休暇中には週5便体制になる。ポートオブスペインとブリッジタウンへは、10月16日に運航を開始し、最終的には週3便体制になる見通し。モンパサへの就航は12月初旬となる見通しで、調整中。
アジアへの旅客需要は規制により低調であるものの、貨物需要が依然として高いことから、多くの都市へ就航が可能となるとしている。
ヨーロッパ内は、レジャー、ビジネスともに需要が急増している。今夏に就航したザグレブ、ポズナンなどへの利用も好調で、今冬も運航を継続する。これによって、就航都市数は2019年冬スケジュールを上回ることとなるものの、便数は下回る。主要都市へは1日5便以上を運航する。