関西国際空港、災害対策工事を完了 計画を大幅に前倒し

関西エアポートは、関西国際空港の災害対策工事を当初の計画より大幅に前倒しし、10月28日に完了した。

2018年9月に台風21号で被災した関西国際空港では、強風や高潮、高波によって、1期島の広範囲が浸水。A滑走路や駐機場のほぼ全域が水没したほか、第1ターミナル地下の高圧電気設備3基が損傷したことにより電力の供給が停止、排水ポンプ3か所の機能も喪失した。この他にも、走錨したタンカーが連絡橋に衝突し、大きく損傷した。

災害対策により、巨大台風に対しても浸水量を大幅に低減させ、空港機能を維持できるとしている。

また、BCPに基づき、危機時に備えた体制構築、情報発信の強化、旅客対応オペレーションの見直しなどのソフト面の対策をすでに実施している。