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二次交通のチケットもネットで買える ANAの「空港アクセスナビ」を使ってみた
全日本空輸(ANA)が提供している「空港アクセスナビ」というサービスをご存知だろうか。MaaS(Mobility as a Service)の仕組みを活用し、航空機の利用者に対して、出発空港までのアクセスと、到着空港から先の目的地への移動経路の案内も一気通貫に提供するというものだ。新型コロナウイルスの感染拡大が始まった昨年3月に開始したサービスため、利用経験のある方はまだそう多くないかもしれない。
空港アクセスナビでは移動経路を案内するだけでなく、地上交通機関との連携によって、全体の移動経路中の鉄道やバスなどの予約・決済もできるようになっている。昨年4月に京成電鉄の「スカイライナー」と連携したのを皮切りに、全国の様々な交通機関との連携を拡大している。10月7日からは新たに松山空港発着のリムジンバスを運行する伊予鉄バスとの連携が始まったということで、取材で松山に向かう際に利用してみた。
まずはANAアプリかANAウェブサイトの予約画面から、「空港アクセスナビ」を開く。「出発空港まで」か「到着空港から」かどちらの経路を検索するか選ぶ画面が出るので、まずは出発空港までのアクセスを選択。
自宅など、出発する場所を入力。予約画面から遷移すると、出発空港や時間帯の情報は自動的に入力されているので、あとは検索ボタンを押すだけ。
鉄道やバスの乗換えルートが表示される。航空機出発の30分以上前に空港に到着できる経路しか提示されないので、うっかりミスで乗り遅れる心配はない。
東京モノレールとも連携しているため、この画面から「モノレール羽割往復きっぷ」の購入画面に飛ぶことも可能だ。ANAマイレージクラブ(AMC)会員の場合は、ここから購入した同きっぷを往復利用するとANAマイルが30マイル貯まるという特典も。
続いて、松山空港から目的地までの経路検索。出発時と同じく、到着空港や日付は自動的に反映されるため、最終目的地だけ入力すればOK。
松山空港の到着時刻に合わせたリムジンバスが表示された。ここからチケットの購入画面に飛ぶことができる。
クレジットカードで決済完了。AMC会員は購入額200円につき1マイル積算される。ちなみに、11月30日まではダブルマイル積算キャンペーンを実施中だ。
デジタルチケットなので、窓口で紙のチケットに引き換えたりする必要はなく、バス降車時にチケット画面を運転手に見せるだけ。券売機に並ぶ必要もないので、スムーズに乗車できる。
地方では交通系ICカードなどを使えない交通機関が多いので、キャッシュレス・ペーパーレスで利用できるのは非常に便利だ。空港アクセスナビの連携交通機関は今後も拡大予定とのこと。さらなる利便性向上に期待したい。