ロイヤルホールディングス、21年12月期第3四半期決算 44億3,700万円の最終赤字

リッチモンドホテルプレミア京都四条

ロイヤルホールディングスは、2021年12月期第3四半期の決算を発表した。純損益は44億3,700万円の赤字だった。

売上高は588億1,800万円、営業損失は71億5,900万円だった。新型コロナウイルスの第5波の影響を受けて経常損失は拡大したものの、前年同期と比べて約6割減った。

早期退職金や納税猶予消費税の一括納付の影響でキャッシュフローはマイナスとなったものの、双日や主要取引銀行への株式の発行により、財務キャッシュフローはプラスとなった。現預金残高は97億円増え、自己資本比率は30.4%となった。

ホテル事業の売上高は117億4,100万円、経常損失は26億4,300万円だった。リッチモンドホテルでは赤字が継続したものの、前期比では収支が改善した。宿泊療養施設として8軒のホテルを貸し出している。第4四半期の客室稼働率は8割程度まで回復を見込む。持分法適用会社に移行した機内食事業は、売上高は2億6,400万円、経常損失は6億9,400万円だった。

通期の業績は、売上高825億円、営業損失77億円となり、純損益は50億円の赤字を見込んでいる。