エアアジアX、事業再建計画を債権者が承認

エアアジアXは、事業再建計画をほぼ全ての債権者が支持したと発表した。

スキーム・オブ・アレンジメント会議（債権者集会）で、3つのクラスそれぞれの債権者のうち、クラスAとクラスCの全ての債権者、クラスBの97.6％の債権者が再建計画を支持した。

6月の株主総会で承認された資本注入計画を、2022年第1四半期に実行する。現段階での毎月のキャッシュ・バーンは340万マレーシアリンギット（80万米ドル）で、地域間の貨物便として4機を運航するなど、コスト抑制と代替収入源の発掘に努めている。国境再開時には、貨物スペースを大手物流企業に販売することも視野に入れる。

エアアジアXは、2007年に設立。2020年4月までに4,350万人が利用し、2019年末時点で2,364人の社員を雇用した。そのうち76％がマレーシア人で、多くの観光客の誘致や雇用に貢献しているとしており、2019年には推計788億マレーシアリンギットの経済貢献を行っていると主張している。

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