ユナイテッド航空、SAFを100%使用した旅客便運航 シカゴからワシントンへ

ユナイテッド航空(ボーイング787-10型機)

ユナイテッド航空は、持続可能な航空燃料(SAF)を100%使用した旅客便を、12月1日にシカゴからワシントンへ運航した。

ボーイングとCFMインターナショナル、バイレント、ワールド・エナジーとのパートナーシップにより実現したもので、民間航空会社による、SAFを100%使用した乗客を乗せたフライトは初めて。スコット・カービー最高経営責任者(CEO)や企業幹部、政府関係者なども搭乗した。

使用したボーイング737 MAX 8には、片方のエンジンをSAF、もう一方のエンジンには従来型の燃料をそれぞれ500ガロン、2種類の燃料に運用上の差がないことを証明する目的で搭載した。現在、搭載量の50%にSAFの使用が制限されている。

また、SAFの購入に共同に貢献する「エコ・スカイズ・アライアンス」の参加企業に、マイクロソフト、セールスフォース、ビザ、郵船ロジスティクスが加わる。今年、710万ガロンの購入を目指している。アメリカ内でのSAFの原料となる資源量は膨大で、国内の航空業界全体の推定燃料需要を十分満たせるという。

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