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avatarin、閉館後の水族館をロボットで巡るナイトツアー
ANAグループのavatarinは、遠隔操作ロボットを使って遠くの場所に瞬間移動したかのような体験ができるサービス「avatarin(アバターイン)」で、営業時間後の沖縄美ら海水族館を自由に見学できる「アバターインナイト」を開始した。
アバターインは、観光施設などに配備した遠隔操作ロボット「newme(ニューミー)」を、インターネットを介してパソコンなどで遠隔操作することで、ユーザーがその場所を歩き回りながら見学しているような体験ができるサービス。10月21日からはベータ版として、全国の6施設を現地スタッフの案内を聞きながら見学できる「アバターインミュージアム」を提供している。
今般開始したアバターインナイトは、通常の営業時間外の施設を案内なくアバターで自由に動き回れるサービス。まずは沖縄美ら海水族館でスタートし、ユーザーはサメの水槽などがある「サメ博士の部屋」を15分自由に見学できる。1回1,230円(システム使用料込み)。12月の実施日は3日・6日・8日・10日・13日・15日で、3日前までに予約が必要。今後も継続予定だという。
ユーザーには夜間の無人の施設内を独占して見学してもらい、施設側には閉館後の時間を活用して新たな収入源としてもらう。同社の深堀昂代表取締役CEOは、「ニーズは世界中にあると思っている」と話し、将来的には時差を利用した海外からの参加や、それをきっかけとした訪日需要、来館需要の喚起も見込めるとしている。
ANAホールディングス(ANAHD)は、ノンエア事業の柱の一つとして2018年からアバター事業に着手。昨年4月にavatarinとして分社化し、取り組みを加速させている。