首都高、来年4月に料金変更 上限を1,950円に引き上げ、深夜割引導入

首都高速道路

首都高速道路は、2022年4月1日に料金を変更する。

2016年4月の対距離制への移行から一定期間が経過したことを踏まえ、上限料金を引き上げる。普通車の上限料金は、これまでは35.7キロ超の利用は1,320円としていたものの、新たに55キロ超は1,950円とする。

ETC利用の場合は距離に応じた料金を基本とし、軽・二輪は280円から1,590円、普通車は300円から1,950円、中型車は330円から2,310円、大型車は400円から3,110円、特大車は550円から5,080円となる。現金利用の場合は一律料金で、軽・二輪は1,590円、普通車は1,950円、中型車は2,310円、大型車は3,110円、特大車は5,080円となる。

また、ETC利用の大口・多頻度割引を拡充し、車両単位割引の基本割引率を最大20%から25%に拡充する。中央環状線の内側を通過しない利用分は、割引率を5%から10%に拡充する。これにより、大口・多頻度割引は、車両単位が最大35%、契約単位が10%の最大35%から40%となる。

ETC利用で深夜割引を新たに導入し、午前0時から4時までに首都高速道路の入り口などを通過する車両は、料金を20%割り引く。

これにより、空港中央〜川崎浮島ジャンクション(JCT)間(4.2キロ)は現行の300円から通常300円・深夜240円、三郷JCT〜中環小松川間(18.1キロ)は現行の750円から通常750円・深夜600円、川口JCT〜用賀間(38.6キロ)は現行の1,320円から通常1,420円・深夜1,140円、浦安〜横浜青葉JCT間(48.3キロ)は現行の1,730円から通常1,730円・深夜1,380円、さいたま見沼〜並木間(86.6キロ)は現行の1,320円から通常1,950円・深夜1,560円にそれぞれ変更となる。