HIS子会社のGo To 給付金不正受給、約6億8,000万円 調査委員会発表

エイチ・アイ・エス(HIS)

エイチ・アイ・エス(HIS)の連結子会社2社によるGo To トラベル事業の給付金不正受給疑惑で、不正受給額は約6億8,000万円だったと結論付けた。

ミキ・ツーリストでは、一部で実態のない契約を締結し、ホテル運営会社のJHATと給付金を不当に折半しようとした取引が認められた。ミキ・ツーリスト社長と役員、JHATにより組織的に計画された事実が明らかになった。

ジャパンホリデートラベルでも、JHATが主体となって計画し、JHATの指定する顧客に販売した企画旅行の大部分で、宿泊実態が伴っていなかった。一方で、Go To トラベル事業のルールを悪用する意図や、全体のスキームをJHATと共謀したような事実はなかったとしている。

不正取引による給付額は、ミキ・ツーリストが4,080万円、ジャパンホリデートラベルが6億4,249万円だった。