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JAL、ボーイング777型機で運航するアメリカ路線の一部便を欠航 5G電波が影響
日本航空(JAL)は、アメリカで携帯電話などの5Gのサービスが1月19日から開始されることを受け、ボーイング777型機で運航する一部の便を欠航する。
アメリカ連邦航空局(FAA)は1月13日、5Gの電波が航空機の電波高度計に影響を与える可能性があるアメリカ国内の空港を公示し、ボーイングが日本時間1月18日、対象空港でボーイング777型機の着陸進入時、低高度での機体制御姿勢に影響を及ぼす可能性があることから、着陸進入の実施を推奨しないことを示した。
ボーイング787型機では、対象空港に着陸する際に追加手順を設定することで就航できることから、JALではボーイング777型機からボーイング787型機へ機材変更ができない便は欠航することを決めた。
JALでは、1月19日に運航する貨物便を含む8便を欠航する。旅客便は、東京/成田発ニューヨーク/ジョン・F・ケネディ行きのJL8006便と折返しのJL8005便、ロサンゼルス発東京/羽田行きのJL015便が影響を受ける。
日本やヨーロッパでは、すでに5Gのサービスが開始されているものの、現時点で電波高度計が影響を受けた事例は報告されていないという。当初は1月5日に5Gのサービス開始を予定していたものの、航空業界の懸念を受けて2週間延期されている。さらに延期となる場合、復便の可否を検討するという。