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JR東海、ユーグレナの次世代バイオ燃料で特急の走行試験
JR東海はユーグレナと共同で、新型特急用車両「HC85系」で、次世代バイオディーゼル燃料を使った走行試験を行う。
ユーグレナが開発・販売する次世代バイオディーゼル燃料は、脂肪酸メチルエステルなどを主成分とする従来型燃料と異なり、軽油など石油由来の燃料と同様に炭化水素からなる。従来型燃料は軽油との混合比率を5%までとすることが規格化されているが、次世代燃料は軽油と同様の燃焼特性を実現でき、エンジンに変更を加えることなく使用できるとされている。
今般の試験では、次世代燃料がエンジン性能に与える影響などを検証し、鉄道車両でも軽油と同様に使用できることを確認する。将来的に、在来線ディーゼル車両で従来から使用している軽油をバイオ燃料に置き換えることで、地球環境負荷の低減をめざす。
今後、2月上旬に名古屋車両区構内で走行試験を行い、同月中旬から下旬にかけて紀勢本線でも試験を実施する。