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本物の整備関連グッズが出てくる”ガチャ”、わずか3日で完売 第2弾も販売へ
羽田空港に設置された、本物の整備関連グッズが出てくる”ガチャ”「整備のお仕事」が、思わぬヒット商品になっている。
日本航空(JAL)が2021年10月から開始した、航空機部品の廃材を使用したアップサイクル商品の販売の一環。小型の廃材は、通常の販路では販売が難しいものの、”ガチャ”であれば課題を克服できるのでは、と考え、販売に至ったという。
用意したのは、コックピットでスイッチ誤操作を防ぐために使用する「操作禁止タグ」、実際にJAL国内線で使用していたシートカバー(革)で作った「シートカバーキーホルダー」、鶴丸に使用しているペイントを部品管理用のアルミタグに塗った「JALペイントキーホルダー」、ギア(脚)整備でギアと共にメッキを施し強度確認試験に使用した「めっき試験片」、エンジン内部の燃料噴射ノズルについておりエンジンを支えた「エンジンボルト」の5種類。商品には整備士の仕事の中のどの部分で商品が使われているかがわかる仕事紹介カードをつけるなど、整備の仕事を身近に感じられるようにしたという。価格は1回500円で、どれが出てくるかはわからない。わずか3日で完売した。
担当したのは、羽田航空機整備センター整備計画部企画グループの片野彩さんと、部品サービスセンター企画グループの矢田貝弦さん。「整備の仕事や航空機廃材に対して期待の声を頂戴し、想像を超える短期間で完売になって大変嬉しい。同時に、初めてのガチャで至らない点やもっと工夫すれば喜んでいただける点など反省も多いため、必ず次に活かしたい」とコメントした。早期に第2弾を実施できるように調整しているという。(画像:JAL)