成田国際空港、2021年の国際線旅客数は過去最低 国際線貨物便数と貨物量は過去最高

成田国際空港

成田国際空港は、2021年の空港運用状況を発表した。

航空機発着回数は129,776回(前期比95%)、国際線旅客便は47,542便(同76%)、国際線貨物便は50,961便(同137%)、国内線旅客便は27,737便(同94%)、国際線旅客数は1,893,477人(同50%)、国内線旅客数は3,350,717便(同104%)となった。

国際線旅客便は、東京オリンピック・パラリンピック関係者の出入国により若干の改善がみられたものの、旅客数は過去最低を記録した。国内線旅客便は、概ね回復傾向となった。

国際線貨物便は、旅客便の運休や減便による貨物スペースの減少や、国際海上輸送の混乱による船落ち貨物の航空輸送への流入により、2019年比では倍増した。自動車部品に使用されるプラスチック類、半導体工場で使用される半導体製造装置、新型コロナウイルスワクチンの輸送に伴う医薬品の荷動きが増え、国際線貨物便数と国際航空貨物量は過去最高を大幅に更新した。