ANA、定時到着率9年ぶり世界一で表彰 アジア太平洋でも3年連続、Cirium調査

全日本空輸(ANA)は、イギリスの航空調査会社Cirium(シリウム)から、2021年の定時到着率トップの表彰を受けた。

全世界の主要航空会社のうち、グループ会社の運航便を含めた「ネットワーク部門」と運航会社単体の「メインライン部門」で、それぞれ95.28%、95.04%でトップとなった。アジア・パシフィック地域でも両部門でトップだった。世界一は9年ぶり、アジア・パシフィック地域でトップは3年連続。

受賞セレモニーは対面とリモートのハイブリッド形式で、ロンドンではCiriumのジェレミー・ボーウェン最高経営責任者(CEO)からANAの遠藤達哉ロンドン支店長がトロフィーを受け取り、東京では、Ciriumの高坂美恵子氏からANAの平子裕志社長が認定証を受け取った。

ボーウェンCEOから、定時到着率を伸ばすための秘密を問われた平子社長は、出発準備ができ次第、早めにドアクローズすることを積極的に進めてきたほか、保安検査場の混雑予測などをメールやアプリ配信すること、機内混雑緩和のための搭乗順の変更といった取り組みについて説明した。(画像:ANA)