成田国際空港、第3ターミナル拡張部の供用を4月開始 T2とのアクセス通路新設、距離も短く

成田国際空港は、第3ターミナルの拡張部の供用を、4月5日から段階的に開始する。

第3ターミナルの出発ロビーを除く拡張エリアと新アクセス通路を4月5日から、出発ロビーを4月21日から供用を開始する。これにより、面積は11万平方メートルに拡大する。

第3ターミナルの拡張エリアには、非接触対応やファストトラベルに寄与する自動チェックイン機を36台、自動手荷物預け機を24台設置する。第2ターミナルと第3ターミナルを結ぶ新アクセス通路は、移動距離がこれまでの約500メートルから約300メートルに短縮する。立体化による完全な歩車分離を実現したほか、通路幅も拡張した。

格安航空会社(LCC)専用ターミナルの第3ターミナルは、2015年4月8日にオープン。当初の年間取扱能力は750万人だったものの、2017年には764万人が利用するなど、利用者の増加が続いていたことから、2018年4月に増築を発表していた。2019年には到着ロビーを増築し、年間取扱能力は900万人に増加。今回の出発ロビーの拡張と新アクセス通路により、年間取扱能力は1,500万人となる。

今後、カーブサイドを今秋にも供用開始する。国際線バスゲートと商業施設は今後の需要を踏まえて供用を開始する。