小田急、ハイアット リージェンシー 東京の売却報道に声明

ハイアットリージェンシー東京

小田急電鉄は、同社が東京・新宿のハイアット リージェンシー 東京の売却を検討しているとの日本経済新聞電子版の報道に対し、「当社が発表したものではなく、現時点で決定した事実もありません」との声明を発表した。

ホテル小田急が運営しているハイアット リージェンシー 東京は、1980年にホテルセンチュリーハイアットとして開業。2度の名称変更と2004年から始めた大規模な改修を経て、2007年に現在の名称となった。客室数は、スイート18室を含む746室。2021年3月末をもって、多くのレストランやショップ、プールを閉鎖するなど、サービスの合理化を進めていた。

訪日外国人の利用が多かったことから、新型コロナウイルスの影響を大きく受け、2021年3月期には28億1,200万円の最終赤字に転落。コロナ前は3億円から4億円台の純利益を計上していた。

日本経済新聞電子版の報道によると、ホテルと隣接する小田急第一生命ビルの持ち分を1,000億円規模で売却するとしている。