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JR旅客6社、鉄道開業150年で共同プロモ 各社の列車乗り継ぐ日本縦断ツアーなど
JR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR四国、JR九州のJR旅客6社は共同で、鉄道開業150周年を記念したキャンペーンを4月1日から展開する。
日本で初めての鉄道は1872年に新橋〜横浜駅間で開業。今年10月14日に開業150年を迎えることを節目に、JR旅客6社が鉄道利用の促進に向けて手を組む。キャンペーンのキッチコピーは「会おう。」。鉄道が人々の「会おう。」という気持ちをつなぐ架け橋であり続けたいという思いを込め、橋りょうを走るSLをモチーフとしたロゴマークを設定した。全国の駅でポスターやスペシャルムービーを展開する。
▲都内で開かれた記者会見でロゴマークを発表する各社の営業担当者
キャンペーンの目玉として、各社の列車を乗り継いで日本縦断するツアーを設定する。豪華列車や観光列車など、話題性のある列車に乗車し、鉄道に関係する博物館や史跡をめぐる。詳細は今後発表されるが、現時点では「旅行商品で利用する列車」のイメージとして、JR九州の観光列車「36ぷらす3」やJR東日本のE655系「和」の写真が掲載されている。
また、全国の一部の駅では、デジタル版スタンプラリーを展開。まずは120駅分を用意し、年間を通して楽しめるよう、季節ごとに新しいスタンプを追加する。期間中計480駅を予定している。特定の駅では、スマートフォンで聴ける音声コンテンツを用意する。開始当初は新函館北斗・桜木町・軽井沢・高山・三島・大阪・岡山・下灘・門司港の9駅が対象で、アイドルグループ「HiHi Jets」の井上瑞稀さんと女優の長澤樹さんが声を担当する。このほか、スタンプ獲得数に合わせて特典も用意する。
2023年3月31日までのキャンペーン期間中、今後も様々な企画を展開する予定。各社をまたいだお得なフリーきっぷなどへの期待も高まる。6社が共同で開いた記者会見でJR東日本の宮田久嗣営業部長は、「現時点で計画は未定だが、各社でどのようなものができるかこれから検討する」と話した。