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外務省は、ロシアの一部地域の危険レベルを引き上げ、全域に渡航中止勧告か退避勧告を発出した。
首都のモスクワを含む、ウクライナとの国境周辺地域、チェチェン、イングーシ、ダゲスタン、北オセチア・アラニア、カバルダ・バルカル、カラチャイ・チェルケスの各共和国とスタヴロポリ地方を除く地域の危険レベルを、レベル3(渡航中止勧告)に引き上げた。
欧州連合(EU)諸国が、ロシア国籍の航空機の飛行を禁じたことやその報復措置、ロシア当局によるロシアの航空会社に対する外国への運航停止勧告に伴い、ロシア国内から出国する手段が限られ、その影響で航空券価格が急騰するなどの影響が出ている。また、ビザとマスターカードが決済事業を停止するなど、市民生活にも影響が発生しており、今後は緊張した状況が生じ得るとしている。このため、今後出国手段がより一層制限されることを念頭に、商用便による出国を検討するよう求めている。
ウクライナとの国境周辺地域にはレベル4(退避勧告)、チェチェン、イングーシ、ダゲスタン、北オセチア・アラニア、カバルダ・バルカル、カラチャイ・チェルケスの各共和国とスタヴロポリ地方にはレベル3を発出している。