2月の宿泊業倒産は3件、負債総額24億7,200万円 東京商工リサーチ調査

東京商工リサーチ

東京商工リサーチによると、2月の宿泊業の倒産は3件で、負債総額は24億7,200万円だった。

負債額1,000万円以上の企業倒産が対象で、前年同月の倒産件数は8件、負債総額は8億2,900万円だった。件数、負債総額ともに減少した。

倒産件数は6か月連続で前年同月を下回っており、2002年以降の過去20年で最低となった。負債総額10億円以上の大型倒産が1件発生し、負債総額を押し上げた。3件すべてが倒産で、富山、京都、大分で各1件だった。

2021年度の倒産件数は、2月までに63件にとどまっており、前年同期の114件からは4割以上減少している。金融機関などによる資金繰り支援策や、雇用調整助成金などの各種補助金が下支えとなり、低水準が続いている。