シンガポール航空、東京/成田〜シンガポール線へのエアバスA380型機投入期間変更 2025年5月1日から
フィンエアー、新ビジネスとプレエコ設置機材をシンガポール線に投入 5月11日から
フィンエアーは、新型ビジネスクラスとプレミアムエコノミーを設置した機材を、ヘルシンキ〜シンガポール線に5月11日から投入すると発表した。
2月に、長距離路線用機材のエアバスA350型機とエアバスA330型機に、今後2年間かけて最新のビジネスクラスとプレミアムエコノミー、刷新したエコノミークラスを順次展開すると発表していた。プレミアムエコノミーへのアップグレードは、5月2日から購入できるようにする。詳細は4月に発表する。
ビジネスクラスは、「1-2-1」配列で最大43席を配置する。コリンズ・エアロスペースと共同開発した、ゆとりあるプライベートスペースを実現し、自由な動きを妨げないようにデザインしたシェル型のシート。様々な座り方や休み方を可能にする。通路側の2席のプライバシーディバイダーは可動式で、ペアでの利用にも対応する。AC電源のほかにUSB-CとUSB-A端子を設け、非接触充電も可能となる。18インチモニター、読書灯、Do Not Disturbライト、オーロラが浮かび上がるムード照明も備える。ロンドンのPriestmanGoodeがコンセプトを考案し、カスタマイズや最終的なデザインは、フィンエアーとタンジェリンが手掛けた。
食事は、イッタラの「Kuulasダイニングコレクション」の新しい食器で提供する。現代の家庭環境からインスピレーションを得たもので、機体重量や二酸化炭素排出削減目標に対応するため、軽量化を図った。モダンなミストロスタイルの最大6品のコース料理と軽食を提供するなど、メニューも一新している。
プレミアムエコノミーは、「2-4-2」配列で最大26席を備える。HAECOが製造した、「Vector Premium」シートのローンチカスタマーとなる。シートピッチは38インチで、8インチのリクライニングやレッグレスト、可動式ヘッドレストを備える。小物の収納スペースも備える。13インチのモニター、一枚板のテーブル、AC電源、USB-A電源も備える。タンジェリンと共同でデザインした。
食事は2種類から選択でき、フィンランドのトップデザイナーであるハッリ・コスキネンとイッタラがフィンエアー専用にデザインした新しい食器で提供する。着陸前には軽食も提供する。ネックピローとブランケットもマリメッコのデザインで、新たに用意した。
エコノミークラスにも、新たな軽量シートを導入し、USB-AとUSB-C電源、ユーザーインターフェースを刷新した機内エンターテインメントを搭載する。エアバスA350型機はシートカバーを刷新し、ビジネスクラスとプレミアムエコノミーのデザインと同様にする。