東北新幹線、地震で軌道変位や電柱折損 全線再開に「相当な期間を要する見込み」

3月16日に発生した福島県沖を震源とする地震の影響で、一部区間で運転を見合わせている東北新幹線について、JR東日本は17日、全線再開までに「相当な期間を要する見込み」と発表した。

この地震の影響で、東北新幹線下りの「やまびこ223号」が福島〜白石蔵王駅間で脱線。現在も那須塩原〜盛岡駅間で運転を見合わせている。同社によると17日午前10時現在、福島〜白石蔵王駅間で電柱の折損、軌道変位、高架橋の損傷、福島駅で壁面の破損が確認されている。現在も設備点検を進めており、新たな被害箇所が見つかる可能性があるという。

東北新幹線の運転見合わせを受け、全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)は、首都圏と東北地方を結ぶ臨時便を設定している。