サンパウロの世界2位のバスターミナル、ネッタイシマカの抑制にオキシテック製品導入

ブラジル・サンパウロのチエテ・バスターミナル(Tietê Terminal)が、オキシテックの「Friendly Aedes」を採用した。

チエテ・バスターミナルは、ニューヨークのポートオーソリティバスターミナルに次ぐ世界第2位のバスターミナルで、毎日数千人が利用する。

「Friendly Aedes」は、人間を刺さない雄の蚊を使い、デング熱、ジカ熱、黄熱病などの病気を広める危険な蚊であるネッタイシマカを抑制する製品。ネッタイシマカは都市部のコミュニティに定着し、殺虫剤の散布などによる駆除が困難だという。2021年12月から2022年1月にかけて、サンパウロ州では4,961人がデング熱に感染している。

オキシテックは、病気の媒介や作物の破壊、家畜に害を与える害虫を駆除する生物学的ソリューションの大手開発企業。2002年にオックスフォード大学で設立された。