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タイ国際航空、通期業績は551億1,300万バーツの最終黒字 不動産売却などで
タイ国際航空は、2021年12月期の通期連結業績を発表した。
総収入は237億4,700万バーツで、旅客収入と貨物収入の減少によって、前期より51%減少した。総費用は434億4,900万バーツで、事業再建に伴う変動営業費やコスト削減プログラムによって前期より48.2%減った。一方で、収入減の相殺はできなかった。一時的な取引を除いた営業損失は197億200万バーツとなり、前期より44.4%減少した。
債務再編や不動産の売却、組織再編などにより、815億2,500万バーツの特別利益を計上した。このため、最終損益は551億1,300万バーツの黒字となった。期末時点の総資産は1,612億1,900万バーツとなり、前期末と比べて23%減少した。負債は2,324億7,000万バーツとなり、債務再編に伴い31.2%減少した。
ヨーロッパでの出入国再開や、2021年11月からタイで「Test and Goプログラム」が開始されたことにより、1日の平均乗客数は2021年10月の311人から、11月には1,067人、12月には2,559人に増加している。国内での規制緩和も追い風となり、コロナ前の20%程度にまで乗客数が増加した。オミクロン株の拡大により、12月末からプログラムを一時中止していたものの、現在は再開している。
タイ国際航空では、ロンドン、フランクフルト、コペンハーゲン、チューリッヒ、シンガポール、クアラルンプール線の増便を計画している。第2四半期には、メルボルンやインドの各都市への運航再開を見込む。