ドイツ全土の空港でストライキ実施 フランクフルトでは108便欠航

フランクフルト国際空港

統一サービス産業労働組合(Verdi)は、ドイツ全土の空港できょう3月22日に大規模なストライキを呼びかけている。

フランクフルト国際空港の運営会社であるフラポートによると、同日午前2時から午後11時までの間、乗り継ぎエリア外の保安検査場が閉鎖され、出発便の利用ができなくなると発表している。乗り継ぎでの利用者は影響を受けないものの、欠航や遅延が発生する必要があるとしている。現地報道によると、フランクフルト国際空港では運航予定の790便のうち108便がすでに欠航となった。同日には約8万人の利用が見込まれていた。

対象となる空港は、フランクフルト、ベルリン、ブレーメン、ハンブルク、ハノーバー、シュトゥットガルト、デュッセルドルフ、ケルン・ボン、ライプツィヒの各空港。約25,000人の従業員が対象。時給1ユーロ以上の賃金引き上げや、同一労働同一賃金の原則に基づく賃金引き上げを要求しているものの、これまでの4回の交渉では合意に至っていない。