JR三ノ宮駅に地上32階建の新駅ビル開発へ 地上デッキで私鉄駅と接続

JR西日本と都市再生機構(UR)、神戸市は、JR三ノ宮駅に地上32階建ての新駅ビルを開発すると発表した。2023年度の着工、2029年度の開業を目指す。

地下2階、地上32階、塔屋2階で高さ約160メートル。商業施設やオフィスのほか、客室数250室程度のホテルが入る。駅前には約2,500平米のペデストリアンデッキを整備し、各私鉄線等へのわかりやすい乗り換え動線を確保する。2022年度に都市計画提案を行い、2023年度にも着工する。総事業費は約500億円。

三宮エリアにはJR三ノ宮駅、阪神神戸三宮駅、阪急神戸三宮駅、ポートライナー三宮駅、地下鉄三宮駅、地下鉄三宮・花時計前駅の6駅が点在し、「乗り換え動線がわかりにくい」などの声が上がっていたことから神戸市は2015年、三宮周辺地区の再整備計画を策定。歩道拡張などの整備を段階的に進めている。