JR東海、東海道新幹線N700Sに「ビジネスブース」試験導入 5月9日から順次、3編成に

JR東海は、東海道新幹線のN700S車内に試験導入する「ビジネスブース」の詳細を決定した。5月9日以降、順次サービスを開始する。

N700Sのうち3編成の7号車と8号車間のデッキ部に、一時的な打ち合わせやウェブ会議、電話などで利用できる個室タイプの「ビジネスブース」を試験的に導入する。室内にはテーブル、ハイチェア、電源を整備する。

利用対象は7号車の利用者で、1グループ2名まで、1回あたり30分以内の利用に限られる。乗車後に、7号車の座席リーフレットに記載のQRコードから予約ができる。利用待ちの人がいない場合、ブース内のタッチパネルを操作することで利用することもできる。システムはバカンが提供する。投入する列車は当日の朝に発表する。利用料金は無料。

また、駅待合室のビジネスコーナーも拡充し、品川・新横浜・京都駅に7月ごろに新たにオープンするほか、東京・名古屋駅でも9月ごろに追加整備する。これにより、全ての「のぞみ号」停車駅で利用できるようになる。