シンガポール航空、東京/成田〜シンガポール線へのエアバスA380型機投入期間変更 2025年5月1日から
カンタスグループ、過去最大の機材発注 超長距離線用A350など
カンタスグループは、国内線と超長距離線用の機材を発注することを取締役会で決議した。過去最大規模の発注数となる。
オーストラリアからニューヨークやロンドンなどの超長距離用機材として、エアバスA350-1000型機を12機発注する。超長距離路線は「プロジェクト・サンライズ」として事業化の検討を行っていた。2025年から28年にかけて受領を予定している。2025年末にもシドニー発着で運航を開始する。
エアバスA321XLR型機にはビジネスクラス20席とエコノミークラス180席の計200席、エアバスA220-300型機にはビジネスクラス10席とエコノミークラス127席の計137席を配置。プラット・アンド・ホイットニーのギヤードターボファンエンジン(PW1100G-JM、PW1500G)を搭載する。エアバスA350-1000型機には4クラスで238席を設け、客室の4割以上が上級クラスとなる。
また、2023年後半から国内線の機材を更新するため、エアバスA321XLR型機とエアバスA220型機をそれぞれ20機発注した。エアバスA220型機を2023年後半、エアバスA321XLR型機を2024年後半から受領を開始する。2034年にかけて、ボーイング737型機とボーイング717型機の合わせて95機を段階的に退役させる。94機のオプションも有しており、受領時期や機種に柔軟性を持たせている。
カンタスグループのアラン・ジョイス最高経営責任者(CEO)は、「私たちの歴史を通して、私たちが乗ってきた航空機は、私たちのいる時代を定義してきました。ボーイング707型機はジェット機時代をもたらし、ボーイング747型機は旅行を民主化し、エアバスA380型機はまったく新しいレベルの快適さをもたらしました。エアバスA350型機と『プロジェクト・サンライズ』によって、オーストラリアからどの都市へも飛行機一本で行けるようになります。これは最後のフロンティアであり、距離の圧制に対する最後の解決策なのです。ご期待に沿えるよう、長距離路線ではすべてのクラスで最高の快適さを実現するために、機内が特別にデザインされています。エアバスA320型機とエアバスA220型機は、今後20年間、国内線の基幹機となり、この国を動かし続けるのに貢献します。その航続距離と経済性により、地方都市へのサービス向上など、新たな直行便の就航が可能になります」と述べた。