ジェットブルー航空、スピリット航空への買収提案を強化

スピリット航空(エアバスA319型機)

ジェットブルー航空は、スピリット航空に対する買収提案を強化すると発表した。

すでにジェットブルー航空は、スピリット航空の株式を1株あたり現金33米ドルで買収すると発表している。スピリット航空にはフロンティア航空も買収を提案している。

提案済の内容に加え、ジェットブルー航空とアメリカン航空による、アメリカ北東部のでのアライアンスへの悪影響を懸念する当局対策として、スピリット航空のニューヨークとボストンでの全資産や、フォートローダーデールなどの他空港での資産売却も見込む。万一、反トラスト法に伴い買収が完了しなかった場合、1株あたり約1.8米ドルの補償金を支払う。

ジェットブルー航空の提案では、4月29日時点のスピリット航空の株価に対して47%のプレミアムを上乗せしている。一方で、スピリット航空の取締役会は、フロンティア航空による買収を支持すると改めて表明している。