チャンギ国際空港T2、運用再開 5月29日から一部便対象に

チャンギ・エアポート・グループは、シンガポール・チャンギ国際空港第2ターミナルの運用を、5月29日から再開すると発表した。

2020年5月から、アップグレード工事のため閉鎖していた。今後数か月での乗客数の増加に対応するため、運用を再開する。

まずは、到着時の入国審査、手荷物受取場、ターミナル南ウイングの連絡ゲートの供用を再開する。主に第3ターミナルで運航する航空会社のうち、ピーク時の到着便の利用が主となる。一部の出発便が利用する場合があるものの、搭乗手続きや出国審査は第3ターミナルで行う必要がある。

自動入国管理レーンでは、顔認証による入国審査に対応している。大家族のグループやハンディキャップを持つ人向けの特別支援レーンも従来より幅を広くして配置する。手荷物受取場のベルトコンベアは3か所を設置し、うち1か所は多くの荷物を処理できるようにしている。

2024年の工事完了を目指しており、最終的にターミナルの処理能力は、年間500万人から2,800万人に大きく拡大する。(画像:チャンギ・エアポート・グループ)