テキストロン、フェデックスにセスナ・スカイクーリエの初号機を納入

セスナ スカイクーリエ

テキストロン・アビエーションは、フェデックス・エクスプレスにセスナ・スカイクーリエの初号機を納入した。

ローンチカスタマーとして発注した50機の貨物仕様機のうち1機目で、3月にアメリカ連邦航空局(FAA)の型式証明を取得していた。業界標準の梱包済み貨物コンテナを搭載できるよう設計され、LD3コンテナを最大3つ、6,000ポンドの積載能力を持つ。

貨物仕様機のほか、旅客型は19人乗りで、乗員用と乗客用のドアを備えている。両型ともシングルポイント給油が可能で、より敏速な折り返し運航を実現できる。プラット&ホイットニー製ターボプロップエンジンPT6A-65SCを2基、マッコーリープロペラ製のC779ブレードを搭載している。最大航続距離は200ノット以上。

フェデックス・エクスプレスのスコット・ストルミンガー上級副社長兼航空部門最高経営責任者(CEO)は、「フェデックスは50年近くにわたり、お客様のために柔軟かつ革新的なソリューションを提供することで知られています。この航空機によって、大型機を運航できない中小マーケットにもより良いサービスを提供できるようになるでしょう。スカイクーリエはより多くのコンテナ貨物やパレット貨物の輸送を可能にし、当社の効率を高めます」と述べた。

フェデックス・エクスプレスは、1980年代半ばからセスナ機を運航してきた。スカイクーリエは、4年半に渡る協議の陶、保有機体近代化プログラムの一環として導入を決めた。さらに50機のオプションも有している。

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