カタール航空、グループ決算で過去最高益 純利益約2,078億円

カタール航空(ボーイング787-8型機)

カタール航空は、2022年3月期のグループ決算で、過去最高益となる56億カタール・リヤル(約15億4,000万米ドル、約2,078億8,800万円)の純利益を計上した。

売上高は523億カタール・リヤルで、前期比78%増、2020年3月期比2%増となった。旅客収入はネットワークや市場シェアの拡大、単価の上昇により、前期比210%増となった。旅客数は1,850万人で、前期比218%増と大幅に増えた。貨物の取扱量も前期比25%増となり、収益も同じく増加した。EBITDA(利払い・税引き・減価償却前利益)は177億カタール・リヤル(約49億米ドル)となり、前期比118億カタール・リヤル増加した。

就航都市は140都市以上にまで回復し、ヨーロッパやアフリカ、中東、アジアの主要市場への運航を再開したほか、コートジボワールのアビジャン、ザンビアのルサカ、ジンバブエのハラレ、カザフスタンのアルマトイ、ナイジェリアのカノとポートハーコートへの新路線を開設している。

アクバ・アル・バクル最高経営責任者(CEO)は、「カタール航空グループは今年、堅調な業績と収益性の向上を維持しながら、四半世紀の歴史を祝うことができました。お客様に最高の選択肢を提供すること、業界で最高レベルの安全性を維持すること、そして信頼を獲得することに尽力してきた結果、世界中の何百万人もの旅行者の皆様に選ばれる航空会社となったことを誇りに思います。私たちはあらゆるビジネスチャンスを追求し、目標達成に向けてあらゆる手を尽くしてきました」と述べた。

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