IATA、二酸化炭素排出量計算ツール「IATA CO2 Connect」を発表【#IATAAGM 2022】

国際航空運送協会(IATA)は、カタール・ドーハで開催中のIATA年次総会(Annual General Meeting、AGM)で、二酸化炭素排出量の計算ツール「IATA CO2 Connect」を発表した。

航空会社20社と主要な機体メーカーが、国際標準化団体やロジスティクス企業と協議の上で考案したもの。航空会社ごとに異なる客室構成を反映して客室クラスに応じた係数設定しているほか、旅客と貨物による二酸化炭素排出量の配分も行われている。航空会社の一次データを利用し、実際の燃料消費量や搭乗率に関連したデータの透明性に対する需要の高まりに対応する。

旅行会社や航空会社などが利用できるもので、アメリカン・エキスプレス・グローバル・ビジネス・トラベルがローンチパートナーとなる。APIなどを通じて既存の予約ツールと統合することで、経路ごとの二酸化炭素排出量を簡単に確認することができる。