IATA AGM、ドーハで開会 ANA井上社長とJAL赤坂社長が理事選出【#IATAAGM 2022】

第78回国際航空運送協会(IATA)年次総会(AGM)と世界航空運送サミットが、6月19日にカタールの首都ドーハで開幕した。

ドーハでの開催は、2014年以来8年ぶり。当初は中国・上海で、中国東方航空がホスト航空会社となり開催される予定だったものの、新型コロナウイルスによる規制が続いていることから、カタール航空がホスト航空会社となり、開催地を変更した。

19日午後からプログラムが始まり、二酸化炭素排出量計算ツール「IATA CO2 Connect」や、4地域別の輸送状況を発表した。夜にはカタール航空が主催するウェルカムレセプションがドーハ・エキシビション&コンベンションセンターで開かれ、歌手のクリスティーナ・アギレラさんがスペシャルゲストとして登場し、30分以上に渡ってパフォーマンスを披露した。

20日午前には、オープニング&ワーキングセッションが開かれ、理事に全日本空輸(ANA)の井上慎一社長、日本航空(JAL)の赤坂祐二社長が揃って選出された。任期は3年間。2023年にはペガサス航空がホスト航空会社となり、トルコのイスタンブールで開かれる。

カタール政府やカタール航空は、11月21日から12月18日にかけて開催される、「FIFAワールドカップ2022・カタール2022」を前に、国際的なメガイベントの成功を世界にアピールしたい考え。空港周辺や街中の道路の至るところに、参加者を歓迎する看板も設置されている。

イベントは6月21日まで開催され、IATAの加盟航空会社約240社の代表750人以上と、メディア関係者150人以上のが世界から集まり、議論や発表を予定している。