カンタスグループ、国内線供給量削減 国際線は維持

カンタス航空(エアバスA380型機)

カンタスグループは、国内・国際線の需要が増加しているとして、従業員19,000人にリカバリーブースト5,000豪ドルを支給すると発表した。

燃油価格の高止まりを受けて、国内線の供給量を削減する。5月に10%の削減を発表しているものの、7月と8月はさらに5%を削減する。9月も同様となる見通し。10月から2023年3月までは10%を削減することを予定している。これにより、供給量は新型コロナウイルス感染拡大前と比べ、第2四半期には106%、第3四半期は110%となる見通し。対象は高頻度で運航する路線。

国際線の運航計画は据え置き、新型コロナウイルス感染拡大前と比べ、現在は約50%、9月末には約70%にまで回復させる。2023年6月末には90%にまで増やす見通し。

新型コロナウイルスの感染拡大ピーク時には約64億豪ドルあった純負債額は、6月末までに約40億豪ドルにまで減少する。半年で約15億豪ドル改善する。

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