ニュージーランド航空、新シートを2024年導入 ”3段ベッド”のエコノミー、ついに実現

ニュージーランド航空は、新シートを2024年から導入すると発表した。

5年に渡る調査の結果、睡眠の重要性やより広く快適な空間へのニーズを取り入れたもので、2024年に導入するボーイング787-9型機から設置する。アオテアロアのユニークさにインスピレーションを受けた内装で、森をイメージしたカーペットやニュージーランドの固有鳥であるトゥイからインスピレーションを受けたシートデザインとしている。

新たに導入する、ビジネス・プレミアの上位にあたる「ビジネス・プレミア・リュクス」は、ドア付きで2名で食事ができるスペースを備えた。世界初となる空の上のスリーピングポッド「エコノミー・スカイネスト」は6つのベッドを用意する。「ビジネス・プレミア」や「プレミアム・エコノミー」、エコノミークラス3席をベッドとして使用できる「エコノミー・スカイカウチ」も刷新した。「エコノミー」は、エンターテインメント用スクリーンも50%大きくなり、Bluetooth接続にも対応した。「プレミアム・エコノミー」と「エコノミー」には、スカイ・パントリーを設置し、食事や飲み物を提供する。

グレッグ・フォラン最高経営責任者(CEO)は、「ニュージーランドの立地は、超長距離路線での旅行体験をリードするユニークなポジションにあります。私たちは、睡眠、快適性、ウェルネスに焦点を当てました。なぜなら、お客様が十分に休息をとって到着されることがいかに重要であるかを知っているからです」と述べた。新シートの「エコノミー・スカイネスト」については、「エコノミーのお客さまにライフラットオプションを提供したいと考え、スカイネストが生まれました。エコノミーの旅行体験に真のゲームチェンジャーとなることでしょう」と自信を示した。

さらに、機内の座席にはレザーではなくファブリックを使用することで、座席あたりの重量を約1キロ削減。プレミアムキャビンではサービスウェアを約20%軽量化した。

「ビジネス・プレミア・リュクス」は8席もしくは4席、「ビジネス・プレミア」は42席もしくは22席、「プレミアムエコノミー」は52席もしくは33席、「エコノミー」は125席もしくは238席設置する。超長距離線用機材には、6台の「エコノミー・スカイネスト」を装備する。2024年以降に受領するボーイング787-9型機8機のほか、現在運用中の機体も改装する。

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