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スカンジナビア航空、パイロットのストで資金調達への深刻な影響懸念 これまでに最大170億円の損失
スカンジナビア航空は、パイロットの労働組合によるストライキが財務状況に深刻な影響を与えており、資金調達に影響を与えかねないとの声明を発表した。
これまでにストライキにより、2,550便以上が欠航し、乗客27万人以上に影響を及ぼした。推定損失は1日あたり1億〜1億3,000万スウェーデン・クローネ(約13億9,100万円〜17億100万円)、全体では10億〜13億スウェーデン・クローネ(約139億円〜170億円)と推定している。
短期的には事業を継続するために十分な流動性を維持していたものの、ストライキの長期化によって手元資金が枯渇する可能性があるとしている。すでに連邦破産法第11条(チャプター11)を申請し、最大7億米ドルをつなぎ融資であるDIPファイナンスで調達するため、複数の融資候補者と話し合いを重ねているものの、年間75億スウェーデン・クローネのコスト削減を達成するためのロードマップを提示することが必要だとしている。仮に資金調達が頓挫した場合、事業や資産の売却や縮小を検討する必要があると警告した。