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JAL、羽田〜金浦線でコンパクト機内食 プラ容器廃止でCO2削減
日本航空(JAL)は、東京/羽田〜ソウル/金浦線のエコノミークラスで、ドーナッツサンドをメインとした軽食スタイルの機内食「SKY DELI by JAL」の提供を6月30日から始めた。
トレーで提供していた従来の機内食に代わるもので、第一弾のメニューはDEAN & DELUCA(ディーン・アンド・デルーカ)とのコラボ。羽田発はピーカンナッツベーコンポテトのドーナッツサンドとチーズ味のポテトチップス、金浦発はマーマレードフライドチキンのドーナッツサンドとブラックペッパー味のポテトチップスがセットになっている。ペーパーバッグに入れてミネラルウォーターとともに提供する。
提供用のトレーをなくすことで、機内のテーブルや座席周りを広く使えるようになり、手軽に食事を楽しめるようになる。また、客室乗務員にとっても、機内食の準備・提供にかかる時間を全体で20分程度短縮できるメリットがあるという。コーヒーやアルコール等のドリンクサービス、ベジタリアンミール等の特別食は従来通り提供する。
▲東京/羽田〜ソウル/金浦線で提供している「SKY DELI by JAL」(右)と、従来の短距離線機内食のイメージ
ペーパーバッグを採用したことにより、容器や包装類は従来の機内食に比べて約95%(約400グラム)軽量化した。東京/羽田〜ソウル/金浦線の機内食においては、年間約70トンのCO2排出量削減(2019年度実績ベース)を見込んでいるという。なお、食事の自体の重量は従来とほぼ変わらない。
担当者によると、「短距離線では手軽に食べられる機内食がいい」といった声が利用者から寄せられていたことから開発に取り組み、東京/羽田〜ソウル/金浦線の再開に合わせて提供を始めたという。
JALの東京/羽田〜ソウル/金浦線は6月30日から週2往復で再開。7月25日からはデイリー運航に増便する。機材はボーイング787-8型機または767-300ER型機を使用する。