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舞浜のホテルにMD-90のモックアップ登場 客室は政府専用機仕様、コックピットで操縦体験も
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルは、ボーイング737型機のフライトシミュレーターを館内に導入し、操縦体験ができるプランを8月1日から設定する。
フライトシミュレーターは、レクリエーション施設が入る「オアシス棟」2階の子ども向け施設があった場所に設置。パイロットの訓練にも使われるもので、本物の操縦桿やスイッチを使い、ソフトウェアはボーイングのものを導入している。世界中の約45,000の空港から好きなルートや時間を選択して本格的な操縦体験ができる。1998年に廃港された香港・啓徳空港など、すでに存在しない一部の空港も選べるという。体験では操縦士技能証明の資格を持つインストラクターが付き添って指導するため、初心者でも操作を学びながら楽しめる。
また、フライトシミュレーターの入り口には、MD-90型機の客室モックアップを約13メートルにわたって設けた。カーペットやシートはボーイング747-400型機時代の政府専用機のスペア部品を使っており、体験前後の待合スペースとして利用できる。
最大2名まで参加できる30分コースと、同4名までの70分コースの2種類を設定。宿泊者の料金は、30分コースが1組15,000円から、70分コースが1組30,000円から。宿泊しない人でも利用でき、ビジター料金はそれぞれ19,800円、39,600円となる。予約は7月25日から受け付けており、同ホテルによると、「家族連れだけでなく、さまざまなお客さまから予約をいただいている」という。また、客室モックアップのみの利用もでき、1組最大5名までで15分3,300円。営業時間は毎日午前11時から午後7時まで。
施設の設置・運営は、東京・品川でフライトシミュレーターを用いた訓練事業などを手掛けるスカイアートジャパンが担当する。シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルによると、ホテル内にフライトシミュレーターと客室モックアップの両方が設置されるのは世界で初めてだという。この企画は、コロナ禍でホテルステイの形態が多様化する中、非日常的な提供したいという思いから、同ホテルの担当者が2021年11月頃に発案。スカイアートジャパンの代表がホテルの利用者だったことから、連携して実現に至った。施設の施工期間は約3か月。期間を限定せず、常設とする予定だという。
▲コックピットはボーイング737型機のフライトシミュレーター